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廃屋の美







道の拡張工事があちこちで行われて、古い建造物が撤去されていきます。

和歌山市内はもうずいぶん、古い集合長屋などがなくなりました。
確かに現存していても人が住める状態でないし、取り壊す方がもちろん合理的なのですが、こういうものに美しさを感じるので、たまに見かけると嬉しくなります。

僕のアトリエも以前はこういう長屋でした。
取り壊しのため立ち退きになりましたが、約20年、そこで描きました。
でも、流石に古すぎて居心地は悪かったです(^◇^;)

町はこうして新しくなっていきますが、人が減っているためか、空き地が多くなってきてますね…。


2022-02-12 20:02:01

やはり専門家はすごいと思った







美術にもいろいろな分野がありますが、絵画とデザインはまた別物です。

4月に予定している神社での個展に向けて、今、プロのデザイナーさんにフライヤーのデザインをお願いしています。
とりあえず…ということで上がってきたサンプルがものすごくいい!

自分では絶対に考えつかないレイアウトと色彩です。

やはり、餅は餅屋という言葉があるように、専門の人に任せることは大切だと感じます。
自分でなんとか作るのと仕上がりのレベルが全然違います。

まだまだ変更点があると思いますが、とても楽しみになってきています。
内容が追いついた展覧会になるように、絵を頑張らないと!
2022-02-10 23:48:02

大作のデッサン







登場人物を描きました。

130号なので、人物のサイズも大きい。
とは言っても、僕の人物を扱うサイズは他の作家に比べたらまだ小さいかも。
なので「もっと大きく扱え」とよく言われます。
でもそうすると、絵の内容が変わってしまう…(汗)

この時点では人物の存在感や迫力は割とあります。

そして周りを描き込んで色を塗っていくと、どんどん迫力がなくなっていくのはなんでやろ?

そのままでは作品にならないし。
でもこの存在感を保ったまま、どうにか完成に持っていけないものかな。

絵画は制作途中に、とてもいい瞬間があります。
その見極めが難しいな、と感じます。
2022-02-10 00:17:02

モデルの巫女さんを描きました






神社シリーズを始めてから、こういう人物のクロッキーやデッサンが増えました。

モデルさえしていただければ、目の前にして描ける。

風景を現場で描くというのも同じ事ですが、やはり臨場感があります。
短い時間で描くので精密描写は無理ですが、雰囲気や全体像の捉え方が写真資料を参考に描くのとは違います。

こういう事を定期的に繰り返していけば、いい感じの人物画像が見えてくるだろうなー。
やっぱりドローイングは力になっていくと思います。

実物を見ることと、取材資料を見ること。
どちらも制作には重要な事です。
両方のいいところを取り入れないといけませんね!

モデルさん、ありがとう。そしてまたぜひよろしく!^ ^
2022-02-08 21:10:01

資料を見返す







あちこち取材を重ねると、記憶からどんどん抜けていきます。
なので時間ができたら常に写真資料を見返すようにします。

今は神社の取材ばかりですが、数年前まではフランス取材ばかりでした。
撮った写真を頭からずっと順番に見ていきます。
何千枚も撮っていますが、それらを順番に、日程をわけて何度も見ます。

写真というのは撮った順に記録されていますから、自分の見た風景が順番に出てきます。
それが取材の追体験になり、自分の中で臨場感を長く保つことができるのです。

なので何年も前の取材でも不思議とあまり忘れていません。

新しい情報を常に求めることも大切ですが、すでに持っている取材を振り返り、もう一度作り直すという事は、とても大切だと思います。

これがある意味「創作」と言える行為だと感じます。
2022-02-08 00:12:01

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