たんざく展に出品してくれた中西瑞季さんが、京都でグループ展に参加しています。
若い現代アーティスト12名のグループで、「未来の途中」「あれからの未来の途中」そして今回の「もうひとつの未来の途中」。三部展の最終です。
詳しくは知りませんがこの「未来の途中」というのは、京都に関する若手アーティスト育成プロジェクトの総称なのかな、という印象を受けます。同じようなコンセプトでこの名称の展覧会がいくつもありますから。
この12名のグループは拝見するのも3度目。
同じメンバーの作品の変化を楽しめるのが面白い。
今回は町家…まぁ古民家というのかな一般的には…での展示でしたので、建物とのコラボも見所ですね。
こういうのは僕たちがいつもやってるような展示と概念そのものが違いますから、作品単体の完成度もそうですが、その作品がある空間そのものも楽しむべきです。
中西瑞季の作品は…写真真ん中にある、どう見てもふすまにしか見えなくて、たいていの人がスルーする作品(^_^;)
作品の周りに仮縁として、茶系の色を塗った木を打ち付けていますが、それが古民家のサッシの色と恐ろしいくらいに全く同じ!マッチングし過ぎです(笑)
よくここまでそっくりに塗れたな。素晴らしいわ。
作品は色彩の抑え方、トーンがとても素晴らしい。
暖色でまとめた和の色彩が美しかった。
不透明色ばかりだったので、個人的には透明色を使った質の違う色彩の奥行きが出てくるともっと好きだなー。
現代アートかー。
僕にはなかなか縁の無い世界だが、この分野の人たちもみんな色んなことを真剣に考えて取り組んでるんだな…。
もうひとつの、未来の途中