あちこち取材を重ねると、記憶からどんどん抜けていきます。
なので時間ができたら常に写真資料を見返すようにします。
今は神社の取材ばかりですが、数年前まではフランス取材ばかりでした。
撮った写真を頭からずっと順番に見ていきます。
何千枚も撮っていますが、それらを順番に、日程をわけて何度も見ます。
写真というのは撮った順に記録されていますから、自分の見た風景が順番に出てきます。
それが取材の追体験になり、自分の中で臨場感を長く保つことができるのです。
なので何年も前の取材でも不思議とあまり忘れていません。
新しい情報を常に求めることも大切ですが、すでに持っている取材を振り返り、もう一度作り直すという事は、とても大切だと思います。
これがある意味「創作」と言える行為だと感じます。