地元の美術家協会では、僕が所属する洋画部門に関しては、会を運営するための役員(理事)を決めるための選挙が2年に一回あります。
そしてある一定の条件を満たした人には、地元の県展の審査員を決める投票にも同時に参加します。
これはとても民主的だと言えると思う。
数の原理ですから少数意見が反映されることは難しいですが、自分も一票を投じることができるのですから、そこに参加することは大切だと思う。
美術家協会は地元の美術イベントを運営、サポートし、地域の美術振興を担うのが本来の目的。
僕の投票の考えとしては「外の世界でも活躍し美術に対して様々な見識を持っていそうな人」「年代と住んでいる地域を偏らせない」「(理事の作品は地方の巡回展にも必ず展示されることから)この人の作品は地方でも展示されるべき」を考え投票しています。
対して県展は県内での美術の祭典であり、審査員は良いと思われる作品を評価する責務を負う。県展の審査員には「作品の系統が違う作家」「絵を見る能力に長けていると思う人」「新しい美術にも精通している人」を考えて投票しています。
僕は美術家協会と県展はまた別物だと考えていますので、投票した理事と審査員の顔ぶれはかなり違う。
そして自分自身に課しているルールは「自選はしない」。
自分には投票しません。
今年はどんな投票結果になるのかなー…。