人間は、自分の体験の範囲でしか物事を判断できないように思います。
つまり、経験が豊富な人の方が様々な対応方法を知っていて、正しい判断で行動することができる。
…うーん、果たしてそうでしょうかね…。
結局のところ、それですら経験の範囲内でしかない。
自分の経験が、例えば他人に対するアドバイスに当てはまるのでしょうかね。
様々な文献を読んだり、他人から話を聞いたりして、知識として頭に詰め込む方法もあります。
それは今度、実戦で使えるか?
机の上の空論は、結局のところ現実とは違うと思う。
頭で覚えた「知識」と、体感した「認識」。
自分の幅を広げるには、両方必要なのでしょうね。
絵画の指導に当てはめてみる。
知識は膨大だが、実践できてるのはそのうちの一部でしかない。
自分の実践したことのみを生徒さんに押し付けると、結局のところ、全員が同じ価値観になる。
知識を使いながら、生徒さんが実践してくれることで、僕にとっては疑似体験となり認識に変わるのかもしれない。
教えるとは、教わることでもあるのでしょうね。