絵画の要素の1つに、遠近法というのがあります。
二次元の画面に三次元を表現するのに欠かせない技法。
この遠近法にも様々な種類がありますが、ポピュラーなのは一点透視図法。
最も多用する技法です。
ところがこの一点透視図法、なかなかマスター出来ない人が多い。
ちょっと専門的になりますが、例えば線路の場合、消失点に向かうほど線と線の間隔が細くなり、枕木の感覚も狭くなる。
写実的風景にはなくてはならない要素…なのですが…想像以上に難しいものなのですね。
実際に、趣味で描いている人の多くが、これをマスター出来ません。
実は、この遠近法を無視した風景表現もあります。これはこれで上手くいけば魅力があります。
苦手なことを無理に克服することはなく、自分にあった画面作りを続けていく方が楽しめますよね。