作品を描き始める前に、計画を練る作業があります。
落書きのような感じでアタリをつけて、短い時間で何枚も何枚も描く。繰り返し、徐々に形を作り、イメージを固定させていく。これがエスキースです。建築でいう、設計図ですね。
方向性が決まったら、特に大作の場合などは下絵を描く。完成のイメージを具体化するために、別の紙に事前に描いてみるのです。建築模型のようなものです。
そうやって全体のイメージを固定したら、いよいよ本画のデッサンに入ります。
試行錯誤も大切な要素なので、エスキースや下絵はほどほどに、本画に入る場合もあります。
もっとも注意しないといけないのは、「制作」ではなく「作業」になってしまうことです。
常にモノを描き出している、という気持ちを忘れずに、気持ちを込めて描きたいですね。
下絵も、これ単体で展示できるようなクオリティなら申し分無いのですが(^_^;)