岡本都展を見てきました。
岡本都さんは以前は独立展に出品していました。
僕が絵を始めたと同時にお世話になり、陰から色々と応援してくれた方です。
いい作品を描かれていましたが、数年前にパーキンソン病を患い、今では絵筆を握るどころか普通の生活も困難な状態になってしまいました。
少し前の姿からは想像できないくらいです。
発病後は、描く事が生きている証と言わんばかりの、まさに命を削って作品を描いている。
その作品のパワーは、何とも言えない凄みがある。
発病前の岡本さんの作品とは明らかに違う、命のこもった作品が並んでいます。
描くということは何だろう?
僕も含め、僕の周りの人たちはここまで生きる事と描く事が直結しているだろうか。
目先の評価やよくわからない出来事に翻弄され、打算が働き、常に作品と真剣に、純粋に向き合っているとは言い切れない。
岡本さんの作品にはそれを超えた何かがあると感じました。
僕のやっていることはまだまだ小さい。
岡本都展は11月の毎週(土)(日)、ギャラリーhachi(紀美野町)です。