絵本を読んでいるのは少し意外かもしれませんが、いい絵本に出合いました。
「おおきな木」シュル・シルヴァスタインの名作です。
少し前に新聞で知って、図書館で仕事をしている知人に話すと、すぐに借りてきてくれました。
シンプルな絵と深い内容に感銘をうけました。
子供が読むより大人が読む方がより深く心に響くように思います。
何といっても、この絵がすごい。
こんなシンプルな絵が、言葉だけでは語れない多くのものを表現していることに驚きです。
いや、シンプルだからこそ、多くの人が自分に重ね合わせる事ができるのかもしれませんね。
自分たちの制作でも、同じ事が言えると思います。
描き切ってしまわず、完成度に幅を持たせることで、鑑賞者の心に訴えかけるスペースが生まれるような。
主張をしない作品を描くことを目指してきて、何となくそう感じるのです。
この「おおきな木」は、フランス語に訳されて大ヒットしたそうです。
フランスの古本屋で探してみようかな?