Le Camphrier のInstagramより
ファブリスとの最後の昼食(Strasbourgにて)
フランス、ストラスブールで、フランス語訳された日本書籍(主に漫画)を専門に扱う書店「Le Camphrier」。
オーナーのファブリス・デュニスは大の日本好き。
彼が作った日本書籍の店はフランス全土で有名です。
僕はストラスブールでの展示にまだとっかかりを掴みきれていない2年前、彼の提案で僕の絵の版画を彼の店に展示することになりました。
それがストラスブールでまとまって僕の絵が展示された、初の機会になりました。
それ以降、ファブリスとは何度かストラスブールで会い、一緒に食事をしたりしました。
去年の個展にも、奥さんと二人でオープニングに駆けつけてくれました。
僕にとってはストラスブールの大切な友人でビジネスパートナーでもありました。
それが今年の1月4日の夜中に、心臓発作で突然帰らぬ人になってしまいました。
去年の9月末に会ってから期間としてはたった3ヶ月。
個展会場で「じゃあ帰るよ、頑張って、また会おう」。
まさかあれが最後の会話になるとは夢にも思っていませんでしたので…。
その訃報を聞いた時は、めまいがするほどショックでした。
ファブリス、お疲れさま。
ゆっくり休んでください。
今度会う時は別の世界で、また一緒に仕事をしよう。