クレパスを描く上で、ちょっと珍しい技法である、グラッシュ(グレージング)。
オイルで薄く溶いた絵の具を画面に重ね塗りする技法で、主に色調調整に使います。
クレパスではこのグラッシュは基本的には使わない技法なのですが、工夫すれば可能です。そしてうまく使えば非常に効果的。
今描いているのはアルザス地方の色の多い町。
家ごとに色が違ったりするので、僕の絵画スタイルには不向きなモチーフだと言えます。
しかしこのグラッシュを使えばうまくクリアできそうです。
新しい技法を生み出すのは難しいことですが、すでに使える技法の組み合わせで新しい表現が可能になる場合があります。
自分の中のちょっとした違和感をそうやって修正していきます。