印象派の素晴らしい絵画はたくさんあり、好きな人も多いですが、今同じ絵を描いても多分あまり評価されないと思います。
過去の美術にそのままアクセスしても、それは同じものの繰り返しになるからだと思うのです。
同じモチーフを同じ描き方で描いてしまうと、確かに単なる真似のようになってしまいます。
モチーフを今現代の風景に変えてみると、また面白い絵になるし、風景の魅力の再発見にもあるのではないかなと思います。
印象派があの時代に描いていないモチーフのひとつに、街のネオンがありますが、これは普段の街の表情を一変させてとても面白い。
写真技術が、手軽さも含めて今のレベルまで上がったことによる新しいモチーフではないかなと思います。
普段見ている景色の中に、魅力がたくさん詰まっています。
海外に行けない今、身近なものの見方をちょっと変えて、見慣れたものの新しい魅力を探ってみるのもいいと思う。