絵を描くというのは、感性や感覚によるところが確かに大きいように思う。
色彩がセンス良く仕上がったり、構図が一発でバッチリ決まったりして調子がいい時は、おそらく感覚が鋭敏になっている。
真っ青に澄んだ空の中にそびえ立つ黒い木のように、物事の輪郭がはっきりと見えてきます。
一種の無双状態かな?
何を描いても上手くいくような気がして、実際に上手くいく。
そんな状態がずっと続いてくれると、名画ばかり生まれるのですがねぇ…。
人間の感覚や感性などというものは、絶対に大切なものですが、あまりにも不安定です。
安定した画面を描き出すには理論補強が必要なんですが、履き違えた理論武装はしたくない。