昨年(令和2年)、日本遺産に登録された葛城修験道。
粉河の山奥に、特に強くその足跡を見ることができます。
山岳信仰と仏教が合わさった古来からの独特の宗教。
特にこの行者堂は、修行の場として重要な拠点だったそうです。
本当に山奥の山奥。
今でもここでは祭事が色々と行われていますが、一体どうやってこの場所まで来たの?と思うほど山深い場所です。
山道は荒れて悪く、車はスリップして動かなくなるし、一台通るのがやっとの道幅、停めておくようなスペースもありません。
歩いて登るのか…?
この行者堂はもちろんすごいのですが、僕の目当てはこのさらに奥に300メートルほど歩いたところにある熊野神社。
山道の終点です。
美しく整備されていて、こんな山奥にある神社とは到底思えない。廃神社のようなものを想像してたのですが…。
人が常に来ているのだろうか。
うーん、道中の道を見ていると、とてもそうは思えないのですが…。
山奥には不思議な空間が存在するな。
神様が鎮座している。
そう言われれば、たしかにそうなのかもしれない。