和歌山の彫刻家、保田龍門のレリーフが県庁の壁に2点あります。
県庁に用事があって、久しぶりにじっくり拝見しました。
もちろん今までも何回も見たことはあるのですが、改めて見ると…。
これ、古事記をモチーフにした作品だったのですね!
写真の作品は丹生都比賣(にうつひめ)をモチーフとした作品。
和歌山県の高野山とも縁の深い天野というところに、丹生都比賣を主祭神とした神社があります。
天照大御神の妹神とも、また地上に降り立った天照大御神自身とも言われているそうです。
神社を取材し始めてから見ると、見方が変わるな。
やっぱり美術作品は一度見ただけではいけない。
作品は何も変わらないのに、見る人の意識が変わると違うものが見えてくる。
僕の作品もそうあるべき。
…と思う。