作品を描く時、どれだけ集中できているかというのは思います。
忙しい毎日、長い時間を制作に当てることができない場合が多い。
そうなると「短時間でも十分に集中できている時間」をどれだけ増やすか、ということが大切かと。
僕は本格的に制作に入るまでに「助走」が必要な人です。
時間があるからと言ってもすぐに集中できないので、十分な余裕のある時間が取れないとなかなか腰を据えて制作する気になれません。
ですから助走を減らすために、普段からどれだけ感覚を研ぎ澄ませておくかが大切だなと思います。
生活のリズムにオンとかオフがなく、常に制作と繋がっている状態。
それが絵描きとしての僕の理想的な状態だと思う。