子供の絵画は、使える画材がある程度限られます。
児童期は油系統はあまり使えないので、水彩絵の具、それも半透明(もしくは半不透明)水彩絵の具と言われる児童用の絵の具を使うことが多いです。
透明水彩絵の具に比べて、修正が容易にできるためです。
しかし絵の具だけで画面を充実したものにしようと思うと、それはとても難しいことです。
クレパスは油性の棒状絵の具。
水を弾くのが特徴で、これがもっとも重要な性能です。
取り回しもよく、余計な手間なく簡単に色をつけることができますが、きめ細かな表現は子供には難しい。
この二つを併用することで簡単に油彩画のような充実感を画面に表現することができます。
クレパスは幼稚園で使う道具、と思っている方がいまだ多く、小学生になるとクレパスは使わないという考えで準備されない方が割と多い。
でも必ずクレパスは使いましょう。
効果的に使うと画面が格段によくなるし、描くスピードも圧倒的に速いのです。
夏休みは子供絵画を大量に見て触れる機会。
僕たちの能力も一気に上がる。
新しい発見も毎年あります。