絵を始めてから21年、よく飽きもせず今まで続けてきたなぁ、と思います。
やはり描くのが純粋に好きだという気持ちが大きいと思います。
続けるということは、哲学だのコンセプトだの、難しいことももちろんありますが、実は好き嫌いとかいうシンプルなものではないかなと思います。
自己評価のために描くのがここ数年は苦痛になってきました。
昔は評価されたい、賞が欲しい、とかそういうモチベーションだったのにあまりそう思わなくなってきた。
今は自分の評価より他人との繋がりの方が面白くて、誰かが僕の絵で喜んでくれれば嬉しいなー、みたいなモチベーションです。
この作品自体がいいか悪いか、これで評価を受けることができるか…そんなことより、これを見た人に何を感じてもらえるか、何を残せるか。
鑑賞者の顔を思い浮かべながら描くことが自然になっています。