自分を縛るものに苦しめられ、それによって強くなることもあり、様々な要素を含んだ環境の中、今まで歩いてきました。
縛られている場所でいい作品を発表し、評価されたいと思った時期もありました。
しかしその価値観がいよいよ崩れ去る。
自分は絵描きになって、何を成し遂げたかったのか。
それをブレさせずに描き続けることが最終的には最も大切なことだと思っていました。そしてその方向へ向かい、間違いなく歩んでいるというのに、目標を失ったような、なんとも言えない喪失感が自分の心を支配しています。
思っていたより複雑で繊細なものだなぁ、と自分を知った。